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松代大本営跡

長野県松代市
【探索日】2004年8月

松代市に残されている総延長5853.6mに及ぶ大地下壕。
大戦末期、大本営を松代に移し本土決戦に備えたもの。
土地は強制収用、近隣住人・朝鮮人・中国人の男女・大人子供を問わず
強制労働に従事させ、過酷な掘削作業を終戦の日まで続けさせた…


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住宅地の山肌に象山地下壕の入口があります。
地下壕の見取り図。色の付いている部分(519m)のみ
見学が可能です。閉鎖時間は必ず守りましょう。





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〜案内看板より〜
松代象山地下壕
第二次世界大戦の末期、軍部が本土決戦最後の拠点として、
極秘のうちに大本営・政府各省等をこの地へ移すという
計画のもとに、昭和19年11月11日11時着工、翌20年8月15日の
終戦の日まで、およそ9ヶ月の間に当時の金額で2億円の巨費と
延300万人の住人及び朝鮮人の人々が労働者として強制的に
動員され突貫工事をもって構築したもので全行程の75%完成した。
ここは地質学的にも堅い岩盤地帯であるばかりでなく、
海岸線からも遠く、川中島合戦の古戦場として知られているとおり
要害の地である。松代地下大本営は舞鶴山(現:気象庁地震観測所)
を中心とした皆神山、象山に碁盤の目の如くくり抜き、その延長は
10km余りに及ぶ大地下壕である。





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壕内に入るにはヘルメット着用(常設)
扉が付いたのは安全の為です。
壕内は住み着くには最適な環境だとか…





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壕内は電球が灯されていますが薄暗く
崩落の危険があるのか補強されています。





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金網の前に看板が…
削岩機ロッド
削岩機はコンプレッサーから送られる圧縮空気を操作する
搾手部と、回転する鉄棒のロッド部と、その先端についた
岩を砕くビットから成っている。
当時は削岩機により岩に穴を開け、そこにダイナマイトを
仕掛け破砕した。この時抜けなくなったロッドが壕内に
数本ある。なお、削岩機のロッドによる穴跡は壁面に
無数に残っている。





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こちらが天井に残されている削岩機ロッド。
過酷な労働を物語る、物言わぬ歴史の証人です。





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整地された壕内はまだまだ続いています。





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金網に閉ざされた枝別れした壕内の様子。
かなりガスッています。





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別の場所です。幾つも枝別れしています。





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L字になった場所。





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金網の向こうには微かに外光が差し込んでいました。





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まだまだ先に続いています。





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こちらにはトロッコの跡が残されています。
壕内で掘った石屑(ズリ)をトロッコに乗せ
壕外に搬出させた跡だそうです。
主に子供が手押し4輪台車を動かし逃げないよう
兵隊や監視員が4人、取り囲むようにしていたとか。





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壕内に残されていた労働者の落書き。
主に外国人が残したようです。





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こちらはイラストでしょうか…
過酷な労働の合間にささやかな抵抗だったのか。





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トロッコ枕木の跡がハッキリ見える場所も。





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さらに奥へ進んでいきます。





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ここが見学コースの最終のようです。





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当時の補強用丸太が残されています。





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測点跡だそうです。





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岩が転がった壕内。





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一番奥の金網には地元などの子供達の
千羽鶴やメッセージが捧げられていました。





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切ない気持ちになって来ました。
来た道を戻ります。





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外の空気が入ってくる場所まで来ました。
壕内は息が詰まりそうなくらいの雰囲気です。





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外光が懐かしく思えます…やっと出口に来ました。





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見学は終了しました。入口横に不戦の誓いの石碑が…





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最後に強制労働で亡くなられた外国人強制労働者の
慰霊碑に手を合わせます。終戦時、軍部が名簿を焼却したため
実際の労働人数及び死者数は把握出来ないそうです。


帰り際、受付の女性から当時のお話を沢山教えていただきました。
壕内作業中、胸に大火傷をして運び出された外国人の女性。
たぶん亡くなられたのでしょう…今でもその時の悲鳴が耳に
残っているそうです。なにもしてあげられなかった後悔の気持ちと共に…
そして怪我をしても医療設備がなかったため、近所の家で手当てを受けた
子供達の話。戦後まもなく壕内の資材を強奪した人々。
二度とこのような悲惨な出来事を、繰り返さないで欲しいです。

観光で訪れた団体客が壕内で暴れ、破壊や糞尿をまき散らす…
モラルの全く無い連中は来ないで欲しい!そんな言葉が
心に深く突き刺さりました。

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屋敷サカヱ

Author:屋敷サカヱ
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5月から月2回の不定期更新になります。
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